暗黒聖域〜聖闘士聖衣大系の墓場〜

でも暗黒聖衣は高いから一つもない罠。


暗黒聖域目次へ



TOPへ戻る


聖闘士聖衣大系〜基礎知識編2

■各聖衣はおろか、後の玩具まで共通の素体


写真は青銅ペガサス。
この素体が総ての原型で基本。

稼動箇所は首、肩(回転、上腕の振り上げ)、上腕(回転)、肘、指(親指除く4本の同時稼動)、腰(前後左右の傾き、回転)、膝(二重関節)、足首(回転)

現在も販売されている装着変身シリーズでは、この素体を基本に、足首がボールジョイントになり、腰に傾きと回転を与えるためのボールジョイントが回転軸のみに簡略化、指が二本ずつの稼動になり、腿にも回転軸が追加、などニーズに合わせた改良を加えながらも基本構造は変わっておらず、その完成度の高さが窺い知れるというものです。(その前身ともいえる仮面ライダーBLACK RXの 3チェンジクロスではほとんどそのままこの素体でした)


■後ろ側


首、腕、腰は背中の3本のねじをはずす事で組み替える事ができます。
めんどくさいのではずしませんでしたが、腕の付け根にはスプリングが入っていて回転軸の緩衝材としての役割を果たしています。
ばらしたときはなくさないようにしましょう。

■足首交換用ねじ


膝部はねじ止めでは無いのではずすことはできませんが
足首はすね横のねじで挟み込んだ足首を止めているので、これをはずす事で別の足首と取り替えるこができます。
なぜか香港の黄金冥衣は足首が外れない仕様になっていました……。
なんでだろう……。

■後期型の足首


香港で再販されたバージョンは見ていないので知らないのですが黄金冥衣には採用されていなかった最後期の足首。
黄金聖衣のときに足首にパーツをつけるための穴が増設されましたが、神闘衣から足首に回転以外に上下に稼動する稼動軸が設けられています。
したがって、足首特殊形状(牛、ガンマ、女性用)を除くと
・旧タイプ(ノーマル)
・かかとパーツつき旧
・甲パーツつき旧
・甲、かかとパーツつき旧
・新タイプ

とバリエーションが生まれました。
新タイプではかかとパーツがつくものがないので鱗衣と黄金とで全員の足首のみ交換とかはできません……。
あとアルデバランは絶対無理ですね。底上げ式の特殊形状なので。
これはガンマローブでも足首稼動がなかったのでどうしようもないですね。
この足首で身長を調整するのはある意味マイスに引き継がれたかもしれません。

余談ながら最新のワイバーンもノーマル甲付きタイプのようで……鱗衣の香港版は足首動くんかいな?

■聖闘士聖衣大系素体の弱点

この圧倒的な完成度の素体ですが、遊んでいるうちに
ある、一つの共通の弱点があることに気付きます。
人によっては膝関節がへたれるとか腰がへたれるとか肘関節がゆるいと絶望的とかか聖衣装着の穴がゆるくなるとかそういう欠点を挙げるかと思いますが、遊んでいて最終的に陥る欠陥は別です。
上腕部が折れる。
この一点に尽きます。



なんでここが折れるかというとこの関節が支柱が金属ではない回転軸で一番細い径だからです。
腰と首もABSなんですがかなり太い上に、衝撃を逃がす方向に稼動するのですが、ここは衝撃が逃げない上にABSなので強度を過信して遊ぶとへし折れます。
たとえば、ドラゴンの盾は最強だ!などといいながら盾を構えた左腕めがけてスーパーボールをぶつけるとかそういうやんちゃな遊びですね……。
そのほかではガルーダフラップとかいいながら天井近くまで放り投げてベッドの上に落下した拍子に……とか。

初期青銅は素材のせいなのか、ドラゴン、キグナスあたりの膝、腰のへたれが酷かったんですが黄金になってそれは大分解消されました。
でもここが折れるのはどうにもなりません……ABSなのでめったな事で補修も効きませんし……。

■素体の組み換え遊び

前述のように各素体はパーツの取替えが効きます。
なので首の挿げ替えや何かができるわけなんですが、
それを利用したすげ替えで有名なのは新青銅の星矢の首+一輝の胴体+オーディーンローブだと思います。

でも組み換えで個人的なお勧めは上の二つ。
アルベリッヒ+ミーメとフェンリル+アルベリッヒ
アニメカラーはこうだと思うんですよね……。
そのほかにもオロス兄さん+青銅星矢とかでアニメカラーのサジタリアスもいいかも。

続く→